清華大学(中国)とKTH(スウェーデン王立工科大学)での大学院留学記

2018年夏からKTH(スウェーデン王立工科大学)と清華大学(中国)にて修士課程に留学している日本人のブログです。あくまで個人の意見や感想であり、所属団体とは一切関係ありません。

【中国】清華大学 入学の手続き(Admission)

こんにちは、今回は清華大学入学する方法についてです。

 

留学生の場合は、オンラインでの書類提出のみで合否が審査されます。

(学科によっては面接等があるかもしれないです。私のいる机械工程系では書類審査のみです。)

 

こちらからアドミッションのページに進めます。

清华大学研究生申请系统

 

大体のスケジュールは以下のようです。

 

11月中:アカウント作成が可能になる

12月25日:オンライン申請完了

1月初旬:Pre-admissionをいただく(中国政府奨学金の申請に利用しました)

1月中旬:1st period online applicationが終了

5月22日:オンライン上での合格通

 

以上のようになっています。

 

必要な書類はたくさんあるので、HPから見てください。

申請の中でも大切な書類が、

 

Personal statement

Recommendation letter

・Academic transcript

 

だと思います。

特に、Personal statement(PS)とRecommendation letter(推薦状)は準備すれば良いものを作れるので、時間をかけて作成するべきものです。

 

PSの書き方はネットで調べればたくさん出てきますし、海外大学院受験のために書かれた本がたくさん出版されているので、参考にしていただくと良いかと思います。

 

ついでに、私は以下の本を参考に作成しておりました。

 

・大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ 

・理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)

・大学院留学のためのエッセーと推薦状 (留学応援シリーズ)

 

大学の図書館に置いてあると思いますし、amazonなどでも販売されています。

また、GREに関する本も同じ出版社から出ておりますので、必要な方は参考にしていただけると良いと思います。

 

 

では、実際に書く内容についてお話しします。

 

Personal statementについて

 

他の大学院留学している方のブログとかを読まれてもわかりますし、上記の本にも記載されてるかと思うのですが、非常に重要な項目です。

 

実際に書くことは、

 

なぜXX大学に入学したいのか?

 

だけかと思います。

こう書くと簡単のなのですが、自分の答えに対して“なぜ”を繰り返すとなかなか自分の考えが浅はかであったと感じることもあるかと思います。(就活のESに近いイメージかもしれません)

 

私の場合、

 

・世界中に数ある大学院の中でなぜ中国の大学院を選んだのか?(欧米には理工系の優秀な大学がたくさんありますね笑)

 

・中国の中でもなぜ清華大学を選んだのか?(中国でも北京大学上海交通大学など優秀な学生の多い大学も多いです。)

 

この辺りを中心に内容を構成しました。

私の場合は、日本での研究内容の繋がりなども絡めて内容を作りました。

 

そして、私が思うPSを作る中で1番大切な作業は

 

ネイティブに添削してもうこと

 

です。

大切なのは、ネイティブであることです。英語がとても上手な外国人は無数にいますが、

 

・単語と単語の繋がり方

 

・単語の細かなニュアンスの違い

 

を正確に表現したいのであればネイティブが1番正しく修正してくれます。

私も、申し訳ないとは思いながらアメリカ人の友人に10回以上は添削をお願いしました笑(北京に来るときにおごる約束です)

 

気をつけないといけないことは、あまりにもTOEFLGREのスコアが低いのにPSだけが完璧だと疑われてしまいます。難しすぎるような単語を使う際は気をつけてください。

 

Recommendation letterについて

 

こちらに関しても非常に大切です。

 

先方の大学の学系の先生と繋がりのある先生であったり、専門分野のなかで有名な先生に書いてもらうに越したことはありません。

 

ただし、誰しもがそういった環境に置かれているわけではないので、現実的な考えとしては、自分のことをよく知っている先生から書いていただくのが良いと思います。

 

清華大学の場合は、准教授以上の先生から2通の推薦状が必要でしたので、研究室の指導教員と授業でお世話になった先生に依頼しました。

 

特に、授業でお世話になった先生は専門分野が違う方でしたので、書く内容をあらかじめ相談しました。

 

私の場合は、

 

奨学金の研究計画書

清華大学のPS

 

を先生に読んでいただき、その内容をもとに先生に書いていただきました。

また、先生から推薦状の提出前にどのような内容を書いたかも教えていただくと良いかもしれないです。

(オンライン上で、先生に書いてもらった推薦状の内容は見ることができません)

 

決して良いことではないですが、推薦状は自分のPSをサポートするための材料ですので、自分の思い描いている内容にしてもらった方が良いと思います。

 

 

PSと推薦状を完成させることができれば、概ねAdmissionの手続きは終了です。

 

以上が清華大学の入学に関する手続きです。

今後、清華大学に留学する人の助けになれば嬉しいです。

 

お読みいただきありがとうございます。