清華大学(中国)とKTH(スウェーデン王立工科大学)での大学院留学記

2018年夏からKTH(スウェーデン王立工科大学)と清華大学(中国)にて修士課程に留学している日本人のブログです。あくまで個人の意見や感想であり、所属団体とは一切関係ありません。

【中国】清華大学の授業

更新が滞ってしまい大変申し訳ございません。ブログを続けるのは難しいなと感じております...

 

今回は清華大学の授業についてお話ししたいと思います。特に、私の所属している機械系の授業についてお話ししたいと思います。

清華大学の授業は日本と似ていて、毎週同じ時間に授業があるスタイルです。私の授業の2019年春学期のスケジュール以下のようになっていました。

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 授業のない時間には研究活動やスポーツなどの自由時間に当てていました。

 

清華大学の授業は基本的に中国語で行われるのですが、いくつかの授業は英語でも開講されております。(学科によっても異なりますが、理工系はあまり多くない印象です。

 

 

2019 Spring Semesterのコース内訳

《専門科目》

  • Tribology, 45分×3コマ, 3 credits, English, 機械系
  • Material Selection and Design, 45分×2コマ, 2 credits, English, 自動車系
  • Manufacturing Technology 2, 45分×3コマ, 3 credits, English, 機械系

《語学・教養科目》

  • 中国文化概況, 45分×2コマ, English
  • 高级汉语, 45分×2コマ, 中国語
  • 精读汉语, 45分×2コマ, 中国語 ←自由聴講

 

専門科目は英語で受けました。個人的には専門科目を中国語で受けるにはハイレベルの中国語の能力が必要だと2018年秋学期に痛感させられたためです。(HSK5級程度では厳しいかと思います..)

 

特に、専門用語はもちろん知っておかなければならないですし、先生の話す中国語を聞くリスニング能力も求められます。大学院の授業であればパワーポイントを使ったものが多いので、漢字から予想することはできますが非常に苦労しました...

 

成績の評価項目は

  • 出席および授業での態度
  • 宿題
  • 最終課題
  • 中間・期末テスト

のような感じです。 個人的な印象ですが、テストよりも課題に対してプレゼンテーションでの発表が多かったです。

 

Triblogy→与えられたテーマ(原子間力顕微鏡を用いた研究)に対して文献調査を行い、プレゼン発表とレポート提出

Material Selection→与えられた課題(複合材料の設計)をプレゼン発表とレポート提出

Manufacturing Tech→中間テストとTake-home exam(レポート)の提出

 

授業で学習した内容を応用させるような課題が多く、学期末のほとんどの時間を課題の作成に使いました。日本で求められているクオリティよりもハイレベルだと個人的には感じております。

 

成績の評価に関して、個人的には甘いと感じております。もちろん評価する先生にもよると思うのですが、GPAは3.5を超えてくる人が多いようにも感じました。

(私の周りの学生が優秀なだけかもしれません笑)

 

簡単にですが今年受けた授業についてまとめました。

お読みいただき誠にありがとうございました。