清華大学(中国)とKTH(スウェーデン王立工科大学)での大学院留学記

2018年夏からKTH(スウェーデン王立工科大学)と清華大学(中国)にて修士課程に留学している日本人のブログです。あくまで個人の意見や感想であり、所属団体とは一切関係ありません。

【KTH】ダブルディグリープログラムって?

ダブルディグリープログラムとは「東北大学と海外の提携校の2つの大学において修士レベル学位の取得を目指すプログラム」です.

www.insc.tohoku.ac.jp

 

私は2018年春から東北大学大学院に所属する予定です.そして,2018年8月から,東北大学の提携校の一つであるスウェーデン王立工科大学(KTH)に交換留学し,計3年間かけて,東北大学とKTHの学位(修士)を取得することを目指しています.

 

 

東北大学とダブルディグリー提携校となっているのは,

清華大学(中国) 2019年度派遣をもって終了

◆ フランス・国立中央理工科学校 Ecoles Centrales 5校

  ナント校・リール校・リヨン校・マルセイユ校・パリ校 (フランス)

◆ フランス・国立応用科学院リヨン校 INSALyon(フランス)

スウェーデン王立工科大学 / KTH(スウェーデン

の4つの大学です.

 

 

 

応募資格・語学条件も上記ウェブサイトに記載されています.

 

フランス国立中央理工科学校は,ここ最近,英語で行われる講義が増えてきているようですね.また,以前から語学試験のスコア等の条件はなく,東北大学での指導教員による語学力推薦と面接による審査のようです.

 

フランス国立応用科学院リヨン校は,TCF 350点以上という条件があります.

 

KTHについては,「留学中にスウェーデン語(レベル4)の習得必須」と記載されていますが,これは語学試験のことではなく,スウェーデン語の講義のことを指しています.KTHの講義として開講されているSwedish A1,Swedish A2,Swedish B1,Swedish B1/B2の4科目(計30ECTS)をPassすれば良いということです.KTHでは,学部の講義は全てスウェーデン語で行われますが,大学院の講義はほぼ全て英語で行われています.

KTHは,交換留学生に対しては,特に語学条件を設定しているわけではないみたいです.上記のウェブサイトで記されている語学条件は,東北大学側が定めているものです.そのため,KTHは英語の敷居が低く,多くの日本人が応募するイメージです.しかし,現地についたら,英語のレベルは他の海外大学と全く変わらないので,学部時代から英語の準備を進めておくことをオススメします.

 

私は第二外国語としてスペイン語を習っていたので,中国語やフランス語は全く分からなかった上に,留学を決めてから応募までに時間がなかったため,消去法でKTHとなりました.もし中国語・フランス語を履修したことがあり,上記の条件を満たせる方は是非KTH以外の大学にも応募してみて下さい.

 

 

 

因みに,スウェーデンは学部3年間,修士2年間です.

ヨーロッパの学生にとっては,修士課程はまだ講義を受けるイメージみたいで,本格的に研究を開始するのは博士課程になってからみたいです.その代わり,修士の講義レベルは高いので,とても有意義ですよ.